以前、北欧「デンマークの教育」を通して
「幸せな働き方」について考える会に行き
教育の歴史、考え方、システム
中でも「フォルケホイスコーレ」という北欧全土に広がる独特の教育機関のお話しを聞いてきました
←このシステムは簡単に言うと17,5歳以上の人なら世界中の人が入れる
全寮制の学校
カリキュラムもあるけど、一番大事にされているのは
同じ場に居る人達との「対話」と「自分との対話」
デンマークの家庭でよく作られるというチョコレートケーキとコーヒーを
頂きながら
(←実はこれも大事)
課題を与えられて フォルケホイスコーレ的な(←って何?(;'∀'))
ワークをし発表したりして
緊張感ありつつも楽しい時間でした♪
講師の方の経験談で印象に残っていることがあります
*デンマーク人に「幸せ?」と聞くと
「幸せ」というより「満足」かなという答えが多い
理由?「だって、自分が大事なことで選択して生きているから」
「自己決定していることが満足につながる」
という説明を聞いて、なんか「ほぉー」と声が出た私(#^^#)
*何かプログラムを進める時、問題解決をするとき
日本人は「私は何をしなければいけないのか」と考える
(人が多い)
デンマーク人は「私は何をしたいだろう」と考える
(人が多い)
これを聞いた時
私はもう「ザ!日本人」だわ~って思いました(^-^;
もちろん色んな人が居るし、居ていいし
だからこそ前進することもあると思うんです
でも、私は自分の中の願望として
「私は何をしたいんだろう」と考える人でありたいのに
「私は何をしなければいけないんだろう」って考えてしまう
意識ってなかなか変わらない
でも、意識しなければ変わり様もないからと自分を慰めつつ
最近は「私は何をしたい?」と聞くようにしています^^
(気づくと「何しなきゃいけないんだっけ?」と慌てていることもよくありますが)
***
やはり、意識だけでは難しいということで
デンマークのフォルケホイスコーレの学校で実際に行われている方法を
教えてもらいました
(とりあえずカタチから入るという手(^-^))
私のように「私は何をしたい?」と考えたいけどなかなか出来ないという方は
やってみてください♪
1)居心地の良い空間を作る
自分の心地よい空間を自分で作る
日常にやたらとティータイムがあるそう (^-^)
⇒くつろぐ⇒発想が生まれる
2)間違い・失敗を作らない
一見間違いや失敗にみえることが起きた時
(転ぶとか、物を壊すとか・・)
講師がすることはハイタッチや
「あなたはラッキーだねー」
「ビューティフル!」という声かけのみ (;'∀')
⇒間違いが無いから、価値観を吐き出しやすくする
3)カラダを使って感じる
散歩したり、スケボーをしたり
カラダを使っているうちに
⇒潜在的に求めていることが表に出やすくなる
4)自然の中でじっくり考える
五感を使う
⇒価値の源泉を探す・本質を理解する
(自然の中を1時間くらい黙って散歩した後、突然
「死の間際、どんな人と言われたいですか?」という質問をされるワークが
あるらしい)
5)誰かと対話をしながら思考を整理する
相手に伝えようとすることで
⇒自分なりの言葉を紡ぎだす
6)とりあえずやってみる
未来のビジョンを考える→
そこに向かう何か、とりあえず「今」できることをやってみる
⇒経験を通じて確信を深める
(過去のワーク例)
マルシェに出店したいというビジョンに対して
「とりあえず今30分以内にできることって何?」と問われ
①ネットで、「マルシェ 出店」をググる人
②周りの人に、出店したことあるか聞きまくる人
③どうしても発想が浮かばず、周りの人に助けを求める人
など
☆大事なのは、自分の選択で今すぐ何か行動を起こすこと
最近 よく聞く「ヒュッゲ」
キャンドル炊いて、ソファでくつろいで、好きな人と過ごす・・
そういうことの根底にあるのは
何が自分の幸せかを理解しているということ
だと思うのです
*
デンマークでは
「私は何をしたい?」
「私は何を幸せと感じる?」
「私は本当は何が好き?そして何が嫌い?」
そういう自分への質問を常にしているんだということ
自分を語る機会がとても多い社会であること
職業による賃金差、労働時間の差がほとんどないため
「自分の好き」で仕事を選ぶという背景があること
を感じました
*
そうした背景の違いはあるけれど
日本に居ても取り入れられることはあると思う
自分が望む働き方や生き方
何を豊かと感じるか
何を幸せと感じるかは
ひとりひとり違う
自分はどうなの?を探ることって大切だなと思います
人と比べたり、
世間の常識で自分を図ろうとしたり、
人の期待に応えて自分を裏切ったり、
そういうモヤモヤ時間はもういらない
「しなければいけない」 じゃなくて 「したい」
「したい」ことの為に、どんな行動をしましょうか?